東大を蹴った男のブログ

話題のニュースや本を取り上げて、様々な観点から物事を考えます。

これでいいのか沖縄県民~県民投票で県民は分断するのではないか~

 

これまで書いてきたが、沖縄の基地問題に関して、沖縄県民は様々な意見を持っている。ただ、前の記事で述べたように、基本的に「どちらでもない」は何を意図しているのか意味が分からないため除外すると、今回の県民投票では「賛成」か「反対」かと聞かれることになる。

正直、これだけ新聞やテレビ、街中で聞こえる演説を聞くと、賛成に入れづらい風潮が漂っているのは間違いない。

 

私の周りにも、本心では辺野古容認でも、家族の人が反対だから、自分も反対に入れようなどと考える人も多くいる。

やはり自分だけ家族で意見が違うと、それがきっかけとなり、言い争いをしたり、喧嘩になってしまう可能性がある。私も家族でよく政治のことについて議論するが、多少意見が異なるとそれは違うなどと言いたくなるが、ぐっとこらえて、たしかにそういう見方もあるねなど家族が円満になるように話しを進める。

こうしたことは家族だけで起こることではない。

友人同士で政治のことについて話し合うこともあるし、職場の同僚と話す機会もある。

そうしたときに、お前が言っていること間違っている!自分が正しい!などと強く反論すると大問題だ。時期に友達を失い、職場で孤立する可能性もある。人間関係は社会を生きていく上で、最も大切なものであり、うまくやっていく必要がある。つまり、沖縄では政治のことを本音で語るのは基本的にはタブーなのだ。

 

 

また、辺野古区、普天間基地のある宜野湾市民の方々の意見と、那覇市や離島に住んでいる人との意見の違いとその温度差もかなりある。

このような様々な考えの違いや、地域によっての温度差もある中で、賛否を問う県民投票をして、県民の中である種の分断が起きなければよいが・・・