【書評】世界一やさしい「思考法」の本
今回は、長沢 朋哉 著の「世界一やさしい「思考法」の本」を読みましたので、レビューしていきます。
まず、始めに言っておきますが、今回はかなり厳しめのレビューとなります。
というのも、私が想像していた内容より、はるかに薄い内容であったと感じたからです。
読んだ感想を率直に書くのがレビューだと思いますので、厳しいことを書く場合もあるということです。
では、さっそく中身に入っていきましょう。
会社内の物語本
本書のタイトル「世界一やさしい「思考法」の本」を見たときに、私は思考法という言葉に目がとまりました。
そして、著者も「ロジカル・シンキング」「クリティカル・シンキング」というような様々な思考法をベースにしていると述べています。
私は、どう物事を考えればよいか、どういった見方があるのかということが率直に書かれている本だろうと推測しながら読み始めました。
すると、ある架空の菓子製造会社の物語が始まりました。
ざっくり言うと、新商品のチョコをどう売り出すか提案する話です。
最初は、「うんうん、物語形式ね、すぐ終わるだろうしとりあえず流し読みするか」ぐらいの感覚で読んでいました。
ところが、「あれ?全然終わらないぞ、ってかこの本お菓子メーカーの本じゃないよね?思考法の本だよね?」と思ってきました。
実は、最後までこの物語は続きます。
正直、物語の内容が割とよくあるパターンの話で、話の予想がつき、だんだんつまらなくなってきました。
かなり厳しめのレビューですみません。
しかし、これが私の率直な感想です。
方法を述べるならもっと簡潔に!
私は、本書のような思考法など、一般的な方法論を述べるときは、相手に伝わりやすくするため簡潔にまとめることが良いと思っています。
一応、物語の途中にいくつか考えるコツのまとめが書いてあるのですが、この本の全ページ数に対して、コツの量が少なすぎると思いました。
結構な分量を読みきったと思っても、得られたことは少ないという感じです。
人間って不思議なもので、こういうとき何か損をしたような気分になるんですよ。
プラスにはなっているはずなのに・・・
小説なら良いですが、思考法の本とタイトルに書いてある以上、読者としては期待するものがあります。
今回は残念ながら、私の期待値に達しなかったというわけです。
まとめ
冒頭でも述べましたが、今回は厳しめのレビューとなりました。
しかし、これも一つの本との出会いなので、良い勉強になりました。
これからもコツコツ本を読んでいこうと思います。
では。