【書評】落合陽一:魔法の世紀
本日は、落合陽一氏の「魔法の世紀」を読みましたので、レビューしていきます。
最初に・・・
本書は、読書前にある程度の現代のコンピュータやAIの知識が必要になると思います。詳しくは知らずとも、AIの技術が発展してきているなどの技術の流れを大まかに知っておくと文章を理解しやすくなります。
アラン・ケイ
The best way to predict the future is to invent it.
訳「未来を予測する最も確実な方法は、それを発明することだ」
これはコンピュータの父と呼ばれるアラン・ケイの有名な言葉ですが、落合氏は本書の中で次のように述べています。
彼こそがコンピュータを広い意味での「メディア装置」、マルチメディアコンピュータとして明確に捉えた、最初の人物だったのだと思います。
彼の存在は、世界の大きな革命をもたらしました。
今では、ほとんどの人がスマートフォンを持っていますが、1970年代に個人1人ひとりがコンピュータを持つ時代が来るなんて誰が想像したでしょうか。
まさに「偉大」という言葉が似合う1人だと思います。
落合陽一氏の作品
落合氏は「Fairy Lights」という作品を生み出しています。
どういうものかは動画を見た方が分かりやすいでしょう。
これはプラズマに触るという新感覚の作品です。
イメージとしては、光に触れることができるという感じでしょうか。
面白いですよね!
次に、「Pixie Dust」です。
これも動画ご覧下さい!
粒子が思い描いたように整列していることが分かったでしょうか。
この技術を応用すれば、例えばテレビなどの2次元の世界を3次元空間に拡張することができるそうです。
すごい技術です。今はまだ研究段階かもしれませんが、いずれ各個人が持つようになり、それが日常になる可能性は大いにあります。
まとめ
落合氏は「メディアアーティスト」として活動しています。
まさに彼が次の時代を切り開くことになるかもしれません。
未来に待っているのは、魔法の世紀であることを期待しています。
では。