東大を蹴った男のブログ

話題のニュースや本を取り上げて、様々な観点から物事を考えます。

沖縄県民投票の結果とその後の報道について

私事でブログ投稿が1週間空いてしまいました。申し訳ありません。
 
本日は2月24日に行われた「普天間飛行場の代替施設として国が名護市辺野古に計画している米軍基地建設のための埋立て」の賛否を問う県民投票の結果について書きます。
 
有権者数     約115万票
投票総数     約60万票 
投票率     52.48%
 
そのうち
賛成    約11万5000票
反対    約43万5000票
どちらでもない    5万2000票

 

まず注目すべきはなんと言っても投票率です。
以前私が予想した通りの投票率になりました。
この結果を見ると、沖縄県民の有権者のうちの約5割程度の人しか興味がなかったということが言えると思います。他もおおよそ予想通りの結果となりました。
 
また、辺野古代替基地に反対の人は、有権者の約3〜4割程度しかいないということが示されました。
 
この結果を踏まえて沖縄県の玉城知事は「県民投票の結果を受け、辺野古新基地建設の阻止に全身全霊をささげていくことを誓う」「決して認めないという県民の断固たる民意を真正面から受け止め、工事を中止するよう強く求める」と発言しています。正直、どのような結果になろうとも、辺野古反対が民意だと言うと思っていたので、当然というか驚きもなにもありませんでした。実際は、結果を見ると民意ではないことは明確なのですが。
 
沖縄のマスコミも同じです。反対7割などと見出しをつけ、いかにもほとんどの沖縄県民がそうであるかのごとく記事にしています。投票の中では確かに反対が7割ですが、それを見出しにすると勘違いする人は多くいると思います。客観的にデータを見ることができないのか、自分たちの都合の良いように報道したいのか分かりませんが、もう少ししっかりとした報道をして欲しいものです。
 
法的効力がない無意味な県民投票が終わり、これから沖縄県はどこに向かっていくのか沖縄県民の1人として注目です。全国平均からみて、雇用率も低く、低賃金・低収入の人が多く、振興予算も年々削減されていることを踏まえると、沖縄暗黒時代の幕開けかもしれません。いや、もっと前から始まっているか…
 
では。