岩屋防衛相の辺野古継続発言の報道について
本日は、3月5日の参院予算委員会において、岩屋毅防衛相が県民投票の結果に関わらず工事を進めることを事前に決めていたことを発言したことに対する報道の仕方について、沖縄県民の1人として話したいと思います。
今回は、沖縄タイムスの記事を取り上げて説明します。
まず、3月6日の沖縄タイムスの記事です。
www.okinawatimes.co.jpこの記事の冒頭には、
岩屋毅防衛相は5日の参院予算委員会で、名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票の前に、結果にかかわらず工事を進めることを決めていたとを明らかにした。
とあります。
この引用文の語尾にある「明らかにした」という表現をみて、これまではその姿勢ではなかったけれども、今回急に初めて政府の見解を明言したのかなと考えました。
しかし、すぐに、あれ?おかしいぞ?と思いました。
政府の考えとして、県民投票前に結果に関わらず工事を進めることを明言したという記事を以前読んだことがあったからです。
それがこちらです。沖縄タイムスの2月14日の記事になります。
この記事の中には
沖縄県名護市辺野古の新基地建設への賛否を問う県民投票が告示されたことを受け菅義偉官房長官は14日の記者会見で、結果にかかわらず、米軍普天間飛行場の辺野古移設を進める考えを示した。
とあります。
県民投票前に政府はしっかり、投票の結果に関わらず、辺野古への移設を進める考えを示しています。
それを今頃、「政府は県民投票の結果を無視するのか」などと言うのはどうかと思います。
沖縄タイムスだけでなく、他の沖縄の各マスコミもそうですが、勘違いを起こすような見出しの付け方、報道の仕方は本当にやめていただきたいです。
沖縄県民として、この報道の仕方は非常に悲しくなります。
また、私は昨月行われた辺野古に関する県民投票はもともと意味のないものだと思っています。県民投票を行ったことにより、普天間基地の移設を中止することは100%ないと沖縄県民のごく一部を除き、ほとんどの人が気づいていると考えています。
世界一危険と言われている普天間基地を早く撤去せずに、辺野古反対!反対!沖縄の民意だ!などと主張している県知事をみると、普天間基地のある宜野湾市に住む人々が本当に心配になります。
2004年に起きた沖縄国際大学への米軍ヘリコプターの墜落事件をお忘れになったのでしょうか。
もうこのような事件は見たくないと思う方は多くいるでしょう。
普天間基地の早期撤去を心から望みます。
では。