【書評】東大に2回合格した医者が教える 脳を一番効率よく使う勉強法
本日は、福井 一成 著の「東大に2回合格した医者が教える 脳を一番効率よく使う勉強法」を読みましたので、レビューしたいと思います。
著者紹介
本書の著者、福井氏はなんと東京大学に2回合格しています。
経歴をまとめます。
東京大学文科Ⅱ類に合格し、入学
大学1年生の授業で、生物学の講義で脳に関するメカニズムや勉強法を学ぶ
10月に仮退学し、東京大学理科Ⅲ類に向けて勉強を始める
わずか4ヶ月半の勉強で東京大学理科Ⅲ類に合格し、入学
現在医師として勤務しつつ、勉強法などの本を執筆している
ものすごい経歴で、訳がわかりません。
理科Ⅰ類や理科Ⅱ類から医学部を目指すために、理科Ⅲ類を受験する方は聞いたことがありますが、文系から理科Ⅲ類に受かった人がいるなんて考えられません。
しかも、勉強期間はわずか4ヶ月半。
本の表紙と著者紹介を見て、すぐにKindleで読みはじめました。
脳内モルヒネ
モルヒネと聞くと、普通マイナスなイメージがありますよね。
本書では、モルヒネを効率よく勉強するためのプラスイメージで使用しています。
実際にモルヒネを打つわけではなく、勉強するために脳を覚醒状態にするということです。
つまり、勉強を楽しく続けることができる頭になります。
では、脳を覚醒状態にするにはどうするか。
その方法を知りたい方は、ぜひこの本を手に取ってみてください。
ご紹介できず申し訳ありません。この内容を書いてしまうと、著作権法に引っかかってしまいます。
英語の勉強法
本書では、多くの人が悩むであろう英語の勉強法についても詳しく触れています。
私は、とりあえず、ひたすら単語帳に書いてある単語を暗記し、文法を暗記し、長文をとにかく読むということを繰り返していました。
しかし、本書では、脳科学的な視点から、英語の勉強法についてアプローチしています。
具体的には、「英語の勉強は〇〇からした方が良い、その理由は脳の言語野をつくることが重要だからだ」など具体例を交えつつ、医学的に根拠のある説明をされています。
英語を学ぶ前に知っておけば良かったと思うことがたくさん書いており、なぜもっと早く読まなかったのだろうと後悔しました。
その他の科目の勉強法
もちろん、英語だけでなく、数学・国語・理科・社会の主要科目について、一教科ずつ勉強法を解説しています。
上記で述べたように、全て脳科学的な根拠に基づいているため、納得がいきます。
私は、学生時代は塾や学校の先生に言われたことを、疑問を持たずに、とにかくこなしてきましたが、本書を読むと大きく考えが変わりました。
人は目の前のことに一生懸命になっているときほど忘れやすいですが、物事には理由があって、特に多くの人が口をそろえて言うことは何らかの重要な意味が隠されているのです。
勉強法に関して、どうしてこのアプローチを取るのかということを、本書を読むことで改めて考える良い機会となりました。
まとめ
著作権のため、あまり詳しく内容を言うことはできませんでしたが、本書に書いてあることは有益なことばかりです。
東大に2回受かった方が効率良い勉強法を紹介しているのですから、一見の価値ありです。
下にリンクを貼っておきますので、興味がある方は、ぜひ、書店やAmazonなどで一度ご覧になってみてください。
では。
改訂版 東大に2回合格した医者が教える 脳を一番効率よく使う勉強法
- 作者: 福井一成
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/07/14
- メディア: 単行本
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